不妊症の定義とその原因

不妊症の定義とその原因

不妊症の定義とは?自分で判断できるもの?

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不妊症というのは、実際問題判断するのが難しいものでもあります。

元々不妊症自体が非常にナイーブな問題であるためというのもありますが、事実不妊症の定義を知らない人が多いものなのです。

 

そもそも、医学的には子供が欲しいと願って平均並みに夫婦生活を営んでいたとしても妊娠ができない期間が2年間以上になると男女問わず不妊症であると判断されるものです。
そして、そこから男性側に不妊の原因があるのが、それとも女性側に不妊の原因があるのかというのを医師の診断によって判断し、解決策を練っていくようになります。

 

現在日本では、100組の夫婦に対して不妊に悩む夫婦の数は10組程度。つまり、10%の夫婦が何らかの理由で不妊症になっていると言われています。
その10%の中でも、男性に不妊の原因があることもあれば、女性に原因があることもありますし、稀に双方に原因があるケースなどもあります。
また、医師に診察をしてもらったとしても全く原因が突き止められないというケースも稀に存在しています。
不妊症のカップルのうち11%程度が原因不明に当てはまるので、決して少なすぎる数ではないこともお分りいただけるでしょう。

 

基本的には、子供が欲しいと願っても2年間妊娠することができない場合を不妊症であると判断できるため、医師の診察を受けなくても自分で判断することができるとも言えます。
判断してから病院で検査を受け原因を知るというのでも遅くはありません。

 

ただ最近では、子供ができない期間を2年から1年半、または1年に短縮するという声もあり、実際のところは不妊症の定義が今のところ2年と定まっているだけであるとも言えます。

 

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不妊症になりやすい人の特徴

不妊になりやすい人には、一定の特徴があります。

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それは、外的に見て判断できるケースもあれば、体質などを知って初めて知ることができるものもあるのですが、ある程度不妊症の人には共通の特徴が挙げられるのです。

 

例えば、普段の生活を見ていて言えることは、食生活が乱れている人に不妊症が多いということです。
食べるものが極端に偏っていたり、または自分の好きなものしか食べない、食べるときと食べないときがある、食べる時間がマチマチ・・・。
こういった、食生活に関するさまざまな乱れというのが、不妊症を招く原因と繋がってしまっている可能性は非常に高く、故にダイエットなども危険であるといわれているのです。
話は少しそれますが、ダイエットがこういった不妊症などに結びつくため危険だといわれているのは、結局は食べ物で制限をかける人が多いからなのです。
ダイエットをしていても、食べることに関してはカロリーを計算して必要な分だけ食べる、バランスに気を使う程度というのであれば全く問題はありません。
絶食をしたり、一定のものしか食べないなどという体に負担を与えるダイエットをするから不妊症になってしまう原因を作り出してしまうのです。
ダイエットをするのであれば食べることで痩せようとするのではなく運動で・・・と心がけたほうが良いのです。

 

また、喫煙や飲酒をしている人というのも、不妊症になりやすいので注意が必要です。
男性ですとタバコを吸うことで精子の量が減ってしまうという研究結果も発表されており、決して噂や憶測などの範囲で留まるものではありません。
女性も特に飲酒には気をつけなければなりません。
飲酒をすることで、月経不順を起こしてしまう、排卵障害が起こってしまうなど、妊娠しづらい体をつくりあげてしまうことになるからです。
とはいえ、たしなむ程度であればそこまで大きな影響を与えることはありませんから、絶対に口にしないなど極端に神経質になる必要はありません。

 

また、女性に関しては冷え性も不妊症の原因の1つとして考えられています。
体が冷えると体内中に血液をめぐらすことができなくなり、悪くなってしまった血流が、結果的には子宮や卵巣などといった妊娠するために重要な臓器に栄養を届けることができなくなってしまうのです。
栄養不足となったこれらの臓器は、妊娠しづらい、またはできない状態に追いやられてしまうのです。

 

このように普段の生活を振り返っただけでも、不妊症になってしまう原因となっている事柄は多くあり、当てはまるのでは?と思った人も少なくないでしょう。
上記で紹介した不妊の原因となるものは、すぐにでも生活改善が必要です。

不妊治療の種類は2つ

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不妊症の場合、まず最初にカウンセリングを受け、その結果不妊症の疑いがあるとなれば視診や触診など様々な診断方法を経て不妊症の原因となっている事柄を調べ、原因に沿って治療法を決定していくようになります。

 

不妊症の治療に関してですが、大きく分けて2つの種類があります。
まず1つ目は一般不妊治療というものがあります。
名前の通り、一般的な、通常行われる治療法ということになり、主な方法としてはタイミング法といって基礎体温を知ることなどで排卵日を調べたり、または排卵誘発剤を使って排卵日をあえて操作し、妊娠しやすい時期を作った上で性生活を行う方法などが挙げられます。
基本的には、基礎体温を調べて排卵日を予測することから全てがスタートしますが、それでも妊娠する気配がなければ、排卵誘発剤を使用して排卵日を操作するという段階に進みます。
また人工授精という方法も一般不妊治療の種類の中に振り分けられています。
タイミング法と人工授精は必ずしもセットで行われるものではありませんが、双方ともに基本的にはできる限り自然な方法でも妊娠を意識したものであり、もう片方の高度生殖医療と比較するとある種のアナログ感、自然感を感じさせられる治療法であると言えます。

 

そしてもう1つの高度生殖医療なのですが、これは一般不妊治療でも妊娠することができなかった場合に進む次のステップといった風に考えてもらえればと思います。
一般不妊治療に分類される治療法で妊娠ができなかった場合、体外受精を行うことがありますが、まさにこの体外受精こそ高度生殖医療の1つに振り分けられているものなのです。
同じようなものですと顕微鏡受精も高度生殖医療に含まれます。

 

病院によって、または患者によって医師から勧められる不妊治療の方法は違ってくるものなのですが、基本的にはまず先に一般不妊治療からスタートし、段階を踏んでどうしてもダメであれば高度生殖医療へ進むといった形をとり、また高度生殖医療に進む場合には、医療費もかなりの負担額となるため患者と医師でしっかり相談をし、患者の医師を尊重して治療が進められていくようになります。

不妊治療前の検査の方法について

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不妊治療を行っていくにあたって、まず最初に必要になるのがカウンセリング・・・つまり問診です。

そしてそのカウンセリングの結果、医師より不妊症の疑いありとされた場合、次の検査へとステップをすすめていくことになります。
もちろん、カウンセリング時で明らかな解決策、改善策が見つかる場合もありますし、そうなれば次の検査開始というステップに進むまでもなく、医師より指示を受けることで妊娠できたという人もいます。
ですが、カウンセリングの結果不妊症かもしれない・・・と診断されたとき、次はどのような検査を行っていくのでしょうか?

 

医師はまず、その患者さんの外見から視診していきます。
極端に太りすぎているのではないか?
反対に痩せすぎているのではないか?ということをきっちり見ていきますし、不妊症を発症するほどですとホルモンバランスが崩れている場合外見にも少なからず影響が出てきてしまいます。
素人目には分からなくとも、プロである医師からすれば一目で分かることもあるようで、視診によって原因が判明するケースも珍しくないのです。
また、視診として膣内の状態をチェックするという項目も含まれてます。
膣内で異常な炎症が起こっていないかどうか?
または分泌物の有無、状態などをチェックして、異常がないかどうか確認するのです。

 

ここまでで何かしらの異常が判明し、原因が分かるケースと、ここまで検査を行ってもわからないというケースがあります。
これでも分からなければ、次は触診へとステップを進めて行きます。

 

触診となると、医師の場合お腹の上から子宮や卵巣の位置や状態を触って確認することができます。
妙なしこりがないか、大きさが異常なものになっていないか?
硬くなってしまっていないかなど、お腹の上から触ることで医師は子宮ら卵巣の状態をチェックします。
医師が判断するために触るわけですから、自分で何気なく触れただけでは気づかなかったような違和感や痛みに気づく女性も多々います。
そういったときにその痛みや違和感についてできる限り細かく伝えることで、医師側もそういった痛みだとどこに問題があって、どういう状況にあるのかというのを判断しやすくなります。
外側から触っても特に問題が見つからない場合には、医師が膣や肛門から直接指を入れて触診することもあります。
必ずというわけではありませんが、医師の判断により肛門側から指を入れて子宮の状態をより近い場所で確認するときなどに利用する方法です。

 

こうして段階を踏むことで最終的にはどこが問題なのか?何が不妊の原因となっているのかを知ること、そしてどの不妊症に当てはまるのかの診断が行われるわけです。